レオン
レオン、見ました。2018年9月29日。
もっと早く見ればよかったに尽きます。
いやでも、プロジェクター買って初めての映画だったんですよね。
そう思えば最高の環境で見れたのかもしれないです。よかった!!
レオン、なんとなくサブカルの映画だと思っていたんです。
ナタリー・ポートマンのおかっぱ姿はTwitterのメンヘラアカウントの代名詞だと思っていて。。
それで敬遠してたんですけど、何のことは無い、とても良い映画でした。
話も良い、ナタリー・ポートマンも良い、ジャン・レノの強さと弱さと渋さと純粋さと・・・もう全部がとっても良い!!!!!!!
2人の家族愛とも恋愛ともつかない関係性も最高。
最初は二人のぎこちなさ(主にレオン)に不安になっていたんですが
マチルダとレオンが水かけあってるとこから不安なんてどこかに飛んでときめきまくり!!
かわいい~なんだこれは!猫のじゃれあい映像か?!?!
牛乳で乾杯したりマチルダがレオンの親友を外においてあげたり;;
マチルダがベッドに倒れて「あなたのこと好きになったみたい」と言った時はレオンと同様飲んでたものを噴き出しそうになりました。
マチルダのおませさん!!!素敵!!!かっこいい!!
レオンが絶対マチルダの好みじゃない服買ってきたのもウワ~でしたが後々ちゃんと着てあげるマチルダ;;;
そこで明かされるレオンの過去;;;
清く純粋なレオン;;;
あまりにも少女漫画;;;;
そしてあのクライマックス・・・
牛乳を買いに行くマチルダに冒頭のあのシーンが重なります。
やめろ!!!!牛乳なんて買いに行くな!!!水道水でがまんしとけ!!!!
そんな叫びもむなしくマチルダとレオンは追い詰められていき、、、
ここからはいつ死んでもおかしくないと思っていたので本当にハラハラしながら見ていたんですけど、
レオン、めっっっっっちゃかっこよかった。
もうね、マチルダを抑えられた時点でレオン死んじゃうのかなと思っていたら、
次々やってくる敵をボコしていくレオン。
しかも超不気味な感じで。もうあの機動隊員たちよりも遥かにラスボス。
絶体絶命かとおもいきや負傷しながらもマチルダを奪還。格好いい!しかもちゃっかりオノまで持たせて、めちゃめちゃ頭の切れる男レオン。そこにしびれる憧れる!!!
壁破壊してからの台詞はもはや覚えて無いです。
ただとりあえず母のような心持でレオンの告白を見守ってました。
レオン、マチルダに会えてよかったね。。。
空虚だったレオンの人生に鮮やかな花を添えてくれたマチルダ。
マチルダもレオンという男の存在を一生忘れないでしょう。
誰かの大切な記憶として残ることは孤独に生きたレオンにとって僥倖。
本当によかった。
話を戻して、マチルダとレオン離別後の機動隊員?による爆破。
そんなの絶対死んだと思うじゃないですか。。。
手向けの爆破だと思って泣こうとしたら、、、い、い、生きとるーーーー!!!!!!
このアサシン、すごすぎる!!!そんなん出来るならいっといてや最初に!!!
ハラハラしながらももう生存確定ルート入ったと確信ですよ。
マチルダと再会して街を出て二人で旅をする未来編まで妄想しかけたとこで、
あ、あ、あ、、、アー!!!!!!おまえーーーー!!!!!!!
終り、終わりだ、、、もうこれは悪が生きるエンドだ、、、
と思ったら見事にアレを回収して終わりましたね。
ここでかーーーーー!!!!となりました。オタクが大好きな伏線回収。
あのプレゼントの名前なんでわざわざ入れたんだろうと思っていたら。
ここで使うために・・・めちゃめちゃ踊らされていた。。。
そうしてマチルダの復讐を果たしレオンは帰らぬ人に。格好良すぎるよ。。
レオンの親友をもって走るマチルダ、重いし目立つでしょと思いつつ。
そういえばマチルダはレオンが出口までいったこと知らないんですよね。
たぶん別れた直後のあの爆破で死んだと思っているんじゃないだろうか。逃げるのに必死で爆発音聞こえなかったかもしれないけど。
まあ十中八九あの部屋で死んだと思ってるんじゃないかな。
そうじゃないんだよ、彼はあそこまで、本当に出口まであと少しのところまでいったんだよ。君のために生きも絶え絶えになりながら、あの絶望的な状況を切り抜けたんだよ。。。クソッあいつさえいなければ!!!マスクをつけるタイミングがもう少し早ければ!!!
って現場検証する警察官とかになってマチルダに言いたい。
いや~でもマチルダなら賢いし爆破位置と仇が死んだことで察するかなあ。でもあの銀行のおっさんにレオンは死んだんだって諭されてたしなあ。しばらくはそんな余裕もなさそう。
何年かしてマチルダが大人になって情報を集めたときとかに気付くかもなあ。そのときマチルダは、音楽関係か、レオンに仕込まれた戦闘技能を生かして警察か、腐った警察組織を見張るためのマスコミか、、、どれもありそう。警察かマスコミなら詳しい情報も集められそうだし。。。
話を元に戻して。
レオンと別れたマチルダは学校に戻りレオンの親友を大地に植えます。
え?!?!そんなとこ植えたら用務員に撤去されるでしょ?!?!っていうような場所に大胆に。
でも根を大きく張るならあのくらい解放感のある場所の方が良いのかなあ、うう、数十、数百年後、学校もなくなるような遠い未来でたくましく根をはり育つ大樹を思うと
涙が、、、レオンに助けられたマチルダがレオンの命を紡いでいく。。しゅごい。
もう本当にいい話でした。
まだ見ていないなら見たほうがいい。とても渋くて格好いい少女漫画です。
あとこの映画はバーボンがメチャ合う。。。
レオンはバーボン飲みながら飲む映画です。これが今記事最も有益な情報です。
以上です。ありがとうございました。
ヒメゴト~十九歳の制服~を読みました
こんにちは。
これ書いてる今は絶賛深夜ですけど。
やっぱり最初だしなんか最初は昼間な感じにしたいじゃないですか。したくないですか?そうですか。
昼間ってなんだかすべてが始まるような気がするんですよね。朝の眠くてぼんやりした時間を抜けてやっと空気が動き出したような。
まあめちゃくちゃ酒を飲みながら書いているので特に深い意味はないし嘘ですけど。
あらかじめ言っておきますがめちゃくちゃなことを好き勝手書きます。
絶対好き勝手書きます。なんかかっこつけたりはしません。
間接照明つけつつジャズを流しつつバーボンをロックで飲みつつタイピングしてるので今の雰囲気メチャかっこいいですが。
久しぶりに動かしたおよそ10年ものPCの動きの遅さにイラついているので実質プラマイゼロです。
こんなかんじで適当なことをつらつら書きますね。
ヒメゴト読みました。
はてなブログあんまり読まないのでお作法とかあったらごめんなさい。適当に書きます。
あらすじを一応貼っておきます。あなたのためではなく未来のわたしのために。。うそです。そっちのが親切かなと思ったのであなたのためでもあります。
ヒメゴト〜十九歳の制服〜 1巻 - 小学館eコミックストア|無料試し読み多数!マンガ読むならeコミ!csbs.shogakukan.co.jp
コスプレ×女装×援交――!! 周囲から男っぽく見られる由樹には、誰にも言えない秘密があった。"ヒメゴト"を持つ三人の十九歳が繰り広げる"ヨクボウ"と"セイフク"の物語――
Wikiからひっぱろうと思ったけど長かったのでこれにしました。
この短い文に全てが詰まっていますね。すごいですね。(正直にいうとPCの限界が近く動作が激重すぎたためめんどくさくなりました。)
いやでも実際これにつきますね。コスプレ女装援交て。盛り盛りですね。
4年前(2014年)に完結していたとはとても思えません。あろうことか連載開始は2010年だそうです。そんなのわたしまだ生まれてません、赤ちゃんなので。
8年前って、こんなご時世でしたよねって語れるほどのこともないんですけど。
もっとはやく読めてればな~と思いました。素直に。
こんなに面白いのにおすすめされたことはないので、もはやToLoveるみたいな感じなんですかね。ちょっとエッチだし口に出すのは恥ずかしいけど面白いから知ってて当然だよねみたいな。
いや知らね~教えてくれ~FAINALFANT
ASYって感じでしたね。教えてくれたTwitterの広告に感謝感謝です。Twitterの広告てはちゃめちゃ嫌われてますけど、こんなふうにたまに役立つのでわたしはそんなにキライじゃないです。この世に無駄なものはないっていうし。あの広告もね、一応ね。
無駄なものはないけど、無駄な嘘ならありますね。
未果子はどんどん嘘を重ねていくじゃないですか。美果子だけじゃなくて由樹もカイトもやっていきますけど。
後者二人は一応理由のある嘘をつくんですよね。誰かが傷ついてしまわないように、もしくは自分を守るために。
でも未果子はそうでなく(物語終盤で明かされるまで)。15歳の嘘は微妙ですけど、無駄にお嬢様を気取ったり実家暮らしを装ったり。そう思わせた方が誘いも断れるし都合がいいからというのもあるとは思うんですけど、別にそんなの嘘をつかなくたって他に色々とやりようはあるんですよね。夜はバイトしてるから~とかでもいいし。本当のことだし。
けど未果子はそうしなかった。たくさんの嘘を使って虚像の自分を作り上げました。
わたしはこじ付けオタクなので嘘を重ねる未果子に、夢野久作の少女地獄に出てくる姫草ユリ子を重ねました。彼女は虚像のために吐いた嘘で身を滅ぼすことになる女ですね。
きっと、未果子も同じ道を行くのだろうと。全然調べてないのでアレですけどかなりのドSっぽい作者もおそらくこれをモチーフにしてるだろうし、覚悟はしておこうと。でも頼む、由樹だけは道連れにしないでくれ…!と思いながら。
由樹が制服を着て夜の街へ行くところは読んでいて汗が出ました。コスプレて、1年も経ってないなら誤差の範囲じゃい~と思いましたが19歳の由樹にとっては刺激的なものなんですよね。
このころのカイトは何か色々ウダウダしてるし祥は論外だし未果子お前さえもっとしっかりしてくれていれば…!と歯がゆかったです。
実際、終盤で美果子が錯乱するまでは、コイツが余計な事さえしていなければどれだけうまく話が進んだんだ…とか考えていました。
カイトと由樹が付き合っているという嘘を祥が知ったとして、あの最低な行為をしたとして。でもその後、祥が自分の犯した罪を誠実に謝っていたのなら、由樹は許したでしょう。時間はかかるだろうけど。やさしい子ですもん。。わたしなら絶対田舎で吹聴して親族もろともその地に住めなくしてやりますけど。。
まあそういうルートも未果子の誘惑により消滅。カイトはまあ言わずもがな至るところ嫌な分岐点ばかりですね。でも最後に上手く納まったので善しとします。
そう、最後は上手く納まるんですよね。全員破滅エンドもありえたのに、驚くほどハッピーエンドです。
作者の好みか、はたまた情が湧いてしまったのか。調べてないのでアレですけど。
未果子はたくさんの嘘を吐いたけれど破滅しなかった。
それはたぶん、虚像の嘘だけでなく、由樹のための嘘も吐けたから。
いやこじつけなんですけど。姫草ユリ子は虚像の嘘しかつけなかった。そうしてどんどん身動きがとれなくなっていった。
未果子は虚像の嘘から、由樹のための嘘で身動きが取れなくなっていくよう変わっていく。そうして嘘を重ねていった。誰かのための嘘がつけるやさしい人に、不幸な結末はこないでほしいと思うのも道理ですよね。
酔ってるし探すのめんどくさいので割愛しますが、宮本輝がたぶん約束の冬のあとがきでなんかいいこと書いてました。いや待ってレストランの方だったかもしれない。
まあとりあえず、悲しい現実って世にありふれてるんだから物語だけは幸せな結末でもいいじゃないみたいな。そうじゃなきゃ物語の意味って何ですか?みたいな。
まさにこれですよね。
不遇な人が必ずしも報われるわけではない現実だけど、せめて物語だけは明るくやさしい終わりを。
とはいえ、女装で美人局ごっことかかなり悪質だし、最後の暴力沙汰とかもなかなかエグいし。それ相応の報いがあってもいいのかなとも思ったんですが。1年後に未果子が英雄になっているのも謎だし。
でも彼らはそんなところも含め19歳なんですよね。大人でもなく子供でもない、その不安定さと未熟さに可能性があるわけなので、この不完全な終わり方も納得です。
破滅して美しく終わるのではなく、いびつで無様でもは地にはいつくばって生きていく。そういう物語の方がわたしは好きです。
いい作品でした。
最後に、、由樹…カイトが嫌になったらわたしのところに来い…。
以上です。ありがとうございました。